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  3月29日(水)
今日でタバコをやめてちょうど2か月が過ぎました。かなり前ですが、一度2年間の禁煙を経験しているのでいつどのような症状になるかはよくわかっていました。また、ニコチンガムなどの補助用品も私の場合はむしろ逆効果であることもわかっていたので、補助材料はLOTTEのBLACKBLACKガムだけ。
タバコの節約効果は確かに大きいのですが、こっちのガム代もバカにならない。それもなかなか抜けられずまだご厄介になっています。
吸いたくなることは今も昔も変わらない気がします。ただ買いに走るほどではなくガムを噛んでいると我慢できるくらい。忘れている時間も結構長くなっていますから、そのうちタバコを吸っていたことも忘れてしまうかもしれません。
もちろんその反対にもう一度吸ってみようという気になるかも。可能性としてはかなりあると自分では思います(・・・と今のうちに言っておかないと)。
運動もちゃんとしないせいか、体重が固定したまま動かない。特に腰回りがひどくなってもうズボンがきつい!!

今朝起きるとうっすらと雪。本当に春は名のみの・・・ですね。今も外は雪が舞っています。今度の寒波は相当に強いらしい。10センチほども雪を乗せて走っている車も時折見かけます。長野県下でも30センチほども新雪が積もったという情報を耳にしました。もう夏かと思うほどの日があったかと思うと真冬に逆戻りの日もあって本格的な春はまだまだ。一方我が家のハルは家の中で一日中寝転がっていました。


  3月26日(日)
今日日帰りで東京に観劇に行った妻が東京ではもうすっかり花盛りだったと言っていました。私が東京にいた頃は3月30日あたり(春の講座の最中)が満開でしたからまあ例年並みというところなのでしょうか。神奈川に住む甥からも掲示版で「そろそろ桜の季節ですね。そちらの桜の風景は素晴らしいんでしょうね」という便りをいただきました。残念ながら池田はつぼみもまだ固く桜が咲くのは例年4月中旬。日ざしは完全に春なのですが、植物はようやくほんの少し緑っぽくなってきたかなという感じ。本格的な春の到来は首都圏からみると2,3週間遅いのです。

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しばらく前のニュースで「グリーンランドの巨大氷河の溶解が加速、海に流れ込む氷の量が過去10年ほどの間にほぼ2.5倍になった。流出増は2000年以降著しく、近年の温暖化が原因とみられる」と報じられていました。
その昔日本からヨーロッパに行くには一度アラスカ・アンカレッジに寄って北極回りで行くコースがありました(現在もあるのでしょうか?)。その際にちょうどグリーンランド上空を飛ぶことになります。
私自身今から20年近くも前に、たまたまヨーロッパからの帰りに海に向かって流れる巨大氷河に目を奪われるという経験がありました。ゆったりとうねって海の際でとぎれる姿は実に不思議な光景で、それから氷河といえば決まってその光景が浮かんでくるほどでした。
その氷河の流れが速くなり氷床そのものもどんどん薄くなっていくというのですから深刻です。
この世紀だけでは海面上昇にそれほどの影響はでないかもしれませんが、単に海面上昇だけの問題ではなく海水温度の問題や海流、海の生態系などあらゆる問題に波及していきます。そしてゆくゆくは陸地面積そのものの確実な減少、環境の重大な悪化・・・The Day After Tomorrowの描く世界です。





  3月25日(土)
北陸電力志賀原発2号機の運転差し止め訴訟で画期的な判決がでました。金沢地裁が地元住民の求めた耐震設計上の欠陥を理由とする運転差し止めを認めたという判決です。北陸電力は直ちに高裁に控訴する方針とか。
北陸電力で思い出すのは、以前(20年ほど前)、富山の本社ビルで担当課長らと石川県で運転を計画中の原発の安全性について議論したときのことです。彼らはとにかく設計上も安全を確保しているしコスト面でも安上がりであることを繰り返し主張していました。このような判で押したような回答は関西電力の美浜原発でも同様でした。
昨年9月に開かれた日本科学者会議のシンポジウムで各地の発電所が耐震性に多くの問題を抱えていることや、津波の引き潮によって冷却水がとれなくなり炉心溶融が起きるおそれのあることなどが明らかにされています。
北陸電力のコメント
北陸電力原子力発電情報
参考:第28回原子力発電問題全国シンポジウム・アピール
結局日本の原子力行政と電力会社は大事故が起こってからようやく見直しをするのでしょうか。「そのような大地震は想定外であった」とか「当時の水準では耐震構造に問題はなかった」などと逃げるのはこれまでの常套手段。今回の地裁判決はそうした安全無視の原発政策に大きな打撃を与えるものといえます。





  3月24日(金)
今日から今度は妻が孫の顔を見に富山に出かけ母と二人です。母は夕方まで宅老所に行っていたので、帰ってからすぐに食事にして早めに床に入ってもらって私は英語のレッスンに出かけました。
先週も妻が出かけていて、母の世話をしているうちにレッスンを忘れてしまったので今日は何度も自分に言い聞かせて忘れないようにしていました。
このレッスンはカリキュラムがあってないような感じで自由におしゃべりをして楽しみ、その中から必要な表現や情報を得るという進め方をしているので、私には相当にきついのです。悲しいほどおしゃべりが聞き取れない。それでも、習いに来ている皆さんがとても親しみの持てる人ばかりなので楽しく過ごせることが一番です。
今日は牧師さんのご両親もアメリカから来て滞在していて会話に加わりました。それ以外にも何人かのゲストが参加して一段と会話が難しくなって四苦八苦しました。ま、そのうち何とかなるでしょう。



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さて話は変わって、長野県議会では田中知事の「偽証問題」で告発議案が可決されて今日中にも議長名で長野地検に告発することになると報道されています。この偽証問題とは知事の元後援会幹部が県下水道公社の事業発注方式について県に働きかけたこと、さらにそれを記録した文書を部下が破棄したことについて虚偽の証言をしたというものです。
知事の言動には首を傾げたくなるような面が多く見られますが、今回の場合は偽証を告発されるほどの問題があったのかどうかは疑わしく、「田中憎し」の会派が田中下ろしを画策して無理にこじつけているとの印象は免れません。
一方の知事もこれまで保守勢力のこうしたやり口に口実を与えるようなスタンド・プレーをくりかえしており、ただ「民度の高い県民が本当に選んだ議員なのか」と言っているだけでは通らない局面に立ち至っていることを認識すべきでしょう。


  3月23日(木)
夕べ遅くから本格的な雪模様になり朝までに数センチの積雪。予告なしの突然の雪だったのでびっくりしました。それでも昼過ぎからの暖かい日ざしに照らされて瞬く間に融けてしまい、さすがの積雪も春の淡雪と化してしまったのでした。夕方にはもう朝に雪が積もったなどと誰も信じないような暖かさ。明日も素晴らしい好天になりそうです。


午後からは池田町のハーブセンターとJA営農支援センターが主催したハーブ栽培講習会にでかけました。すぐ近くのハーブセンターの温室内で開かれたこの講習会には30人ほどの町民が出席して熱心に講師の話に耳を傾けました。講師は山梨県庄和町にあるハーブショップ「YOU‘樹」(ユーキ)のオーナー武井さん。
ハーブの育て方というより、ハーブのいろいろな面(料理用、ハーブティー用、サラダ用など)を紹介することに力点が置かれ、ハーブ入門といった趣でした。初心者の私にはとても参考になる講習会でした。
ハーブといえばまだまだそれほどお茶の間の食品として認知されているわけではありません。こうやって講習会に参加し身近にたくさんのハーブを見たり試飲・試食したりすると、健康という面からもリラクゼーションの面でももっと生活に入り込んでいい素材だとつくづく思います。これまで持っていたハーブ観(臭い、特殊、趣味・・・)がどんどん崩されていきます。
たくさんのハーブを植えていろんな楽しみ方をしてみようと思わされた一日でした。

ハーブショップ「YOU‘樹」(ユーキ)


  3月22日(水)
野球をほとんど見ることのない私ですので野球評論などはできるはずもありませんけれど、そんな私でもWBC決勝での日本チームの気合いは並のものではないように感じました。
終わった後のインタビューであのイチロー選手があれほど激しい感情をむき出しにしているなんていうのもめずらしいこと。
気合いだけでは勝利をつかむことはできるはずもありませんから初代世界一という結果は文句なしにすばらしいことです。アメリカよりの運営とか誤審などの課題も一方で浮き彫りになったにせよ、それらも含めて魅力ある野球への貴重な一歩になったことは間違いないですね。

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話題は変わってコンピュータ関係のニュースですが、世の中にはいろんなことに挑戦する人がいるものです。
しばらく前のこと、IntelMac上でWindowsXPを動かすことができたら賞金を出すというというプロジェクトのことが話題になりました。「Windows XP on an Intel Mac」というプロジェクトなのですが、つい最近二人のプログラマーによって首尾よく目的が達成されて賞金約160万円を獲得したというのです。
VirtualPCのような方法ではなくて直に起動するわけですからシロウトでもなまじっかなことではないと想像できます。
これでどうなると言うわけではありませんけれど、何となく異種格闘技のような感じがあってなかなか興奮しませんか。私などでも「これぞハッカーの誉れ」などという讃辞がわかるような気がします。

iMac上でのWindowsの起動デモ
「Intel MacでWin XP」コンテスト--いかにして勝者は決まったか
OnMac.Net (Windows XP on an Intel Mac)
BBCニュース


  3月21日(火)
権力よりの言説というのは歴史や社会的現象を単純に一面化する分だけ俗受けしやすくはびこりやすいものです。
以前掲げた「嫌韓流」もその一つだろうし「新しい教科書を作る会」などの動向もそうです。
どれだけ実証的に論破されても「南京大虐殺」は存在しないとか「従軍慰安婦」は当時制度的に認められていた自発的職業慰安婦であり強制連行などどこにもなかったのだという説がいまだに横行しています。
一見説得力があるようで実はこれらは巧妙に仕組まれたプロパガンダにすぎません。権力はそのために金も使うし人も使う。そしてそれは狂信的な層の掘り起こしを促すと同時に、無意識で「自発的」な同意をまわりにつくりあげる作用をももたらします。

3月18日の「リバーベンドの日記」を読むと、イラクではそれが悲劇的に拡大していることがわかります。

 この3年と電力事情はかつて無いほどの酷さだ。治安はいっそう悪化した。イラクが再び混沌寸前の状態にあるように感じられる。
ただし今度は、宗教党派の私兵集団や狂信的な人々にあらかじめ仕組まれ、でっち上げられた混沌だ。(中略)
 主に外国人や何十年も国外に住むイラク人によって、「いかにイラクがスンニ派とシーア派にかねてから分裂していたか・・・しかし、独裁政権下のため誰にも分からなかったし、誰も分かろうとしなかった」とさかんに分析されている。(皮肉なことに、イラク人とともに暮らしていないからこそ理解できんだと彼らは主張する。)
そんなこと絶対うそだ―もし、分裂があるとしたら両極端な狂信者の間においてだ。極端なシーア派と極端なスンニ派の間の。
ほとんどの人は、交友関係や近隣とのつきあいを宗派によって決めたりしない。だれもそんなことを気にしていない―尋ねることはできるが、なんて思慮が無く失礼な人だと思わ れるのがおちだ。


日本に引き寄せていえば今最も警戒しなければならない言説は首相自ら先導している「中国脅威論」でしょう。その主な手段はやはり一面化と挑発。KOIZUMIの靖国参拝は彼の信条というよりは、中国を挑発し日本の国民から見れば過剰とも言える反応を引き出すことがむしろ目的なのではないかとさえ思われます。国内の矛盾をそらすのに外国とくにアジアの国々へ非難・攻撃の矛先を向けるのは権力の常套手段です。その裏で彼らが狙っているものは何なのか。
9条改憲を狙う彼らにとって利用できるものは何でも利用する。だとすれば、それに対する全面的反撃もまた急がねばなりません。
1人から2人へ。2人から10人へ。10人から100人へ。


  3月20日(月)
このところ日記の更新がちょっと滞っています。最近よくビデオやテレビ番組を見ていることもあってついつい更新が億劫になっています。問題意識が希薄になっているというのが一番の問題なのでしょうね。ま、そんなこともあるでしょうから、今日あたりからまた気分を引き締めていくことにしますか。

例の警察情報の流出はひどいですね。あの愛媛県警で流出元になったのは捜査1課の男性警部の私有パソコン。自分の関係する捜査資料だけでなく警部の上司や別の捜査員が作成した捜査資料も含まれ膨大な個人情報や捜査情報が流出する結果になったことが報道されていました。

開発者を逮捕しておきながら、
それを使うって頭がパ〜マンとしかいいようがない。
Winny(ウィニ−)使うんなら、データがからっぽのPCで
山田ウィルスくらい、おベンキョウしてから使用しましょう。
やはり「おやくにんさま」は無料がお好きのようです。
なんともお粗末。

というネット上での書き込みを見かけました。全く同感です。

そもそも事件の発覚は今回が初めてではない。本来情報の管理に厳重な注意を払わなければならない政府機関や自衛隊・警察・その他で情報流出事件が次から次と。それでもまた同じことがくりかえされてきたのです。
今年の3月にはKOIZUMIさん自身が「やっぱり注意してもらわないとね。その危険性があるなら使わない方がいいでしょう」。と例の調子でコメントせざるを得ないほど。それでもなくならないんだもんね。

共通しているのは、個人のパソコンに公的データを保存し、個人の趣味でファイル交換ソフトを使ってデータを集めているうちに取り込んだウイルスやワームにやられるというパターンです。Winnyがデータを外に持ち出すウイルスを呼び込ませないための知識、そのウイルスやワームに対する知識と対策なしにP2Pソフトを使っているというのが一般的なのでしょう。
こうなると情報管理のイロハの段階ですでに崩れていると思わざるを得ません。情報の私物化・公私混同は重大犯罪の領域。取り締まるべき警察がこうなんですから世も末ですね。
官庁や警察・自衛隊の方々には、パソコンやIT器機を使って情報を扱う場合のモラルだけでなくセキュリティ対策の理論と実際をマスターしない限り電子器機にはさわらせないくらいの規制をもうけましょう。
次のサイトあたりを参考にしっかりお勉強してからWinnyをつかいましょう。

WinnyArchives
Winnyを狙ったワーム・ニュイルス情報 FAQ

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いよいよ本日より新築工事が開始。まず縄を張って敷地を確定する作業です。
建設会社から連絡があったので、寒風をついて確認の作業に行ってきました。
すでにビニールテープが張ってあり、その位置で建物を建てていいかどうかの確認をするのです。境界から建物までの間隔を北側は予定通り1.5メートル、東側は予定より少し狭めて1.2メートルとして確定、あとはそれをもとに基礎にかかることになりました。

工事の進捗状況は以前のようにトップページの「新しい土地と住まい」で特集しています。よろしく。




  3月19日(日)
午前中は町内の「鍵役(かんやく)」の日でした。町中総出で農業用水などの川ざらえを行う日です。昨年も同時期にあって私が出ましたが、今年は妻が出てくれました。
昨年この「鍵役」という言葉がわからずいろいろ調べた思い出があります。こちらの地域ではふつうに使っている用語なんですね。不思議です。
「税金の鉄人」村岡税理士さんの説明をもとにおさらいをしておきましょう。

棟別銭というのは、家屋の棟の数に応じてかけられた鎌倉〜戦国時代の税金で、大名の住まいや神社、寺、橋の修理・造営に使われました。
この課税を逃れようと考えられたのが、テレビの時代劇でおなじみの長屋造りといわれています。
しかし、そのうち門役が設けられ、出入口の数に応じて課税されるようになると、長屋の出入口を一つにしてしまいました。すると、こんどは鍵役によって、カマドの数に応じて課税した・・・・・という話が、今に残っています。


つまりですね、カマドの数による税金のこと。税金は労働でも支払われたことがあるそうなので、その名残ということなのでしょう。農業にはこうした作業は欠かせなかったことはよくわかるので、今後も守っていかなければならない作業であることはまちがいありません。それにしても何と古い言葉を今に伝えているのでしょうか。

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午後からは町の行政単位自治会の総会がひらかれ出席しました。公民館を建てたり道路整備を町に要請したりといういくつかの課題がある中での定例の総会。総会ですから各戸一名ずつ出席し、相当な人数になります。
さて、その総会ではいつものように役員改選が行われました。何らかの改善が提案されるのかと思っていたら全く何も提案されず、前と同じように自治会長以下4役を役職ごとに直接名前を書いて投票することになりました。
名前も知らない私などはすべて白紙投票せざるをえません。
開票も無事終わって4役が確定。さて、新旧役員の挨拶という段になって問題が生じた。選ばれた人が会場に出席していなかったのです。急遽連絡をとって駆けつけてもらうことにはなったらしいのですが、その間の休憩時間に今度は出席者が半分ほど帰って会場はガラン。ふたを開けてみると病気持ちで通院を余儀なくされている人を選んでしまったというお粗末さ。自治会長に選ばれた方は「迷惑をかけるかもしれないが皆さんの協力を得て・・・」と就任のあいさつをされていましたが、いかにも痛々しい様子でした。
自治会活動も一皮むけば形骸化してきているのでしょう。改革への不断の努力や地域づくりの意識を失ってしまえば、あとに来るものは連帯を欠きバラバラになった「もと地域」。都会ですら地域再生へのとりくみを通じて人間同士の連帯を回復しようとさまざまに運動を続けているのですから、ここいらで、本気で地域の再生、人間の回復という課題に真正面から取り組んで行く必要があるのではないのでしょうか。


  3月16日(木)
新しい家の建設の契約がようやく終わりました。建設の認可が下りてきたので、現在施工業者との日程の詰めをおこなっているところで、まもなく基礎工事がはじまります。
土地の造成はスムーズにいったのに、家の設計については建設費がネックになって随分手間取ってしまいました。この間、富山の友人たちからも智恵を借り、ようやく契約までこぎ着けたというわけです。
家を一軒建てるというのは大変なことです。これからはわずかな年金以外に収入のない私たちにとっては、富山の土地を処分した費用と妻の退職金をもとにたてる以外にありません。従っていかに安く家を建てるかが勝負。住んで後悔するような家にはしたくないし、さりとてお金はかけられないし、結局この一年間は設計変更につぐ設計変更でどんどん縮小を余儀なくされてきました。
最初は2階建てで広いベランダを持ち、そこでゆっくりと北アルプスを眺めながらバーベキューでも・・・と思っていたのに、最後には1階のベランダも取り払い将来の楽しみにとっておくことに。
そうは言っても、設計変更をしたおかげでどんどん無駄が省かれ、コンパクトでも住みやすい家になっていったことは収穫でした。富山で相談に乗っていただいた一級建築士の方の意見はとても参考になりましたし、電気関係では古い友人が親身に相談に乗ってくれてしっかりした配線図や施工費関係の書類を作ってくれたし、やはり持つべきものは友。
月末あたりから以前のように建築現場の写真を掲載し工事の進捗状況をお知らせします。

午後から商工会に行って観光担当のY氏と話をしてきました。池田町のガイドマスター制度が出来てからほぼ一年。登録を更新する案内があったので、どうすべきかを相談に行ったのです。
昨日まで町の個人や法人の確定申告の手伝いで不眠不休の活動をしていたというYさん。疲れがまだ残っているだろうに親切に対応していただきました。
結論からいうと、今年度新設されたガイド・サポーターという制度に応募して将来のマスター習得にむけてさらに修行をしていくことにしました。
穂高、安曇野市などの知名度から比べると池田町は全く知られていません。さほどインパクトのある観光資源もないので、どうやって町おこしをするのか、ここ2,3年ずいぶんと各方面で議論されてきたのでした。
私なりに考えていることをいくつか話しもし意見交換できたことは有意義でした。話をしているうちにいろんなアイディアも浮かんで来るもの。もっと議論をする場を持つことが必要だと思われました。





  3月13日(月)
朝から富山に出かけました。目的は電気工事の打ち合わせと孫とのご対面の二つ。
朝池田ではほんの少し積雪があったので道中を心配していたのですが、案の定小谷を過ぎる頃から吹雪模様となり道路も圧雪状態で最悪のコンディションでした。しかも小谷の洞門内で事故のためなのか約30分ほど通行止めを食らって一時は引き返そうかと思ったほどでした。それでも辛抱して待っていると少しずつ動き始め何とか渋滞を抜けて高速に入ることができました。
富山でもいたるところで吹雪いておりまるで真冬でした。電話では池田はいい天気だというので何という違い。



電気関係の打ち合わせを済ませて午後娘の嫁ぎ先へ。何となくムズムズしながら二人目の孫とのご対面です。生まれたてというのは本当に小さくて壊れそうですね。我が子もこのような時がもちろんあったのですがあまりにも昔のことで、娘に「抱いてみる?」と言われても実際ドギマギするほどですもんね。情けない。
なかなか男前の顔をしてキョロッとしていました。
ご両親は確定申告で大忙し。「お相手もできず申し訳ない」と言いつつあたふたと申告作業に追われている様子でした。もう5歳になる孫はしきりに下の子の世話をしたがっている様子でしたが、あいにく風邪気味、医者に連れて行くというので、今回は短時間で切り上げて帰途につきました。
帰りの道はどこもきれいに除雪してあり予定通り池田に到着しました。




割と静かな男の子。でも腹がへると泣いて知らせる。
下は、ご対面早々さっそく「1+1は二進法でいくらかな?」と孫に講義をしているバカ爺。


  3月12日(日)
雨が夕方になって雪に変わりちょっとだけ白くなりました。春の雪なのですぐに融けることでしょう。それにしてもこの寒暖の差は激しい。

今日は「和のクラフト展」の最終日だったので、先生のアトリエに少しの時間行ってきました。
編み目の粗い大きなランプシェードが売れたのです!! そのほかにもカゴとか花差しなどが何点か売れたとの報告。ちょっとは売れるものを作れるようになったという実感がわいてきてうれしかったです。これを励みに更に腕を磨かないといけません。

先生の情報では田んぼですでに「なずな」(ぺんぺん草)が収穫出来るのだとか。ちょっと早くないですかと言うと「ぜんぜん。大きくなっているよ」という話。これは耳より情報です。
我が家の庭にも昨秋沢山の苗が育っていたのでそろそろかなと思って見ているのですが、全く出ている気配なし。梓川の方はやはり池田より随分暖かいからなのか。近く向こうの田圃の畦でナズナを見つけてくることにしましょう。花のまだ伸びない大きな株からはやわらかい新芽が収穫でき、茹でておひたしにすると最高。

今日のニュースのトップは何といっても,厚木基地(神奈川県)の米空母艦載機の岩国基地への移転計画の賛否を問う山口県岩国市での住民投票の結果でしょう。
投票率は58.68%。このことがまず特筆すべきことです。投票前から予想されていたとおり、移転反対43433票、賛成5369票と移設反対が圧倒的です。
考えてみれば当たり前の結果です。だから政府は「防衛は国の専管事項である」という論理をふりかざし自治体や住民の手から基地の再編強化への異議申し立てを奪い取ろうとする。
初めての住民投票による住民の意思は明白です。しかしながら、やはりと言うべきか、それでもというべきか、他のところへ移転されるならいいということなのか。厚木基地の強化や沖縄での再編・強化についてどのような対応をするのか。
「国の専管事項」論を根底から(生活の基盤から)覆すだけの論理を獲得しない限り、中国・北朝鮮脅威論の前にあえなく跪いてしまうことになるでしょう。


  3月7日(火)
昨日は関東で春一番とか。こちらは今日も素晴らしい春の陽気。あんまり暖かいので日向ぼっこをしながらカゴを編んでいました。通りがかりの近所の人たちとようやく話の出来る季節。長い冬が終わって近所づきあいにも活気が戻ってきたようです。

昼前、税務署に母の確定申告に行ってきました。大詰めの時期なので税務署も沢山の人たちが次々と訪れて書類を提出していました。
今年は昨年処分した母の土地と建物の税金の申告が中心です。ただし取得価格より売却価格が下回っているので税金はゼロ。若干の家賃収入があったために年金と合わせてもごくわずかの納税で済みました。来年からは母の分は還付が期待できるときに申告すればいいことになります。
それにしても書類の書き方はむずかしい。昨年それなりに記載していたのですが今年は税務署に行ってから書こうと思って何も書かずに行きました。すると、署員の方があれこれテキパキと指示をして、ついでに機械で全部打ち込んでくれて実に楽チンでした。


  3月5日(日)
今日も穏やかな暖かい一日。相変わらず近くの雑木林へつる採りに。今回は先生の依頼の”アルバイト”なのでちょっと精が出ます。
林の中ではたくさんのウグイスがきれいな鳴き声を響かせていました。近くの田んぼではまだ残っている白鳥たちがしきりに何か話し合っている様子。
今日はまた別の農家の人に出会いました。何をしているのか不思議に思ったのでしょう、怪訝な顔をして近づいて来ました。「つるを取っている」というと急にニコニコ顔に変わったところをみると、変な人間ではなくて安心したのでしょう。それからいろいろと話が弾みました。このあたりの土地の持ち主だがどれだけつるを取ろうが構わないよと言ってくれて心強いことでした。
というわけで空は青く山は白く、空気は澄んでますます春の訪れを感じるのどかな安曇野平野です。

タバコをお休みしてから1ヶ月以上がたってしまいました。ちょうど1ヶ月目あたりからまた”揺り戻し”のような欠乏感(ある人は「口寂しさ」と言ったりしますが・・)があって少々苛つくことがありました。おそらくそうやって少しずつタバコのない生活に慣れていくのでしょう。
「不足感」というのは言葉を変えれば身体の方からすると「ニコチンほしさ」なのだろうと思うのですが、症状としては無性に何か刺激的なものを食べたかったり飲みたかったりします。そんなときつい食べ過ぎたり飲み過ぎたりして体重が増えていくのかも。3か月我慢できればほぼニコチンは抜けたと見なせるでしょう。2か月目の目標はそういった飲んだり食べたりという余計な誘惑を排除できるように少しずつ身体を慣らしていくことです。
ずいぶんと辛い思いをしているのではないかと同情される方もいるかもしれませんが、実は生活にほとんど影響はありません。傍目で見ても全くやめているのか吸っているのかわからないでしょう。確かにタバコは習慣性のものだし身体にいいわけではありません。またやめることはそれほど簡単ではないのは十分わかって言うのですが、反面やめようとすれば割とすっきりとやめられることも事実。
「タバコをやめて失うものは何もない」のです。きまっているでしょう。このセリフ。


  3月4日(土)
今日は朝から気持ちのよい春の1日になりました。ちょっと雲はあるものの何という穏やかな日ざし。日だまりの中にいるとポカポカ暖かいのでうっとり眠くなってしまいます。
折しもドライフラワーアレンジの先生から「つるを取ってきて」という連絡がはいったので、ひなたぼっこをかねて近くの雑木林に出かけていきました。
山の稜線が黒く縁取りをしたように見えるのは頂上付近の雪が解けてきたためか、それとも雪が風で吹き飛ばされたからなのか。午後からは逆光になるために山は光の影に隠れてかすんでしまいますが、麓の家々の屋根は光を反射してまぶしく輝いています。これから5月まで次第に地熱を蓄えて新緑を準備していくのでしょう。とにかく明るく暖かい1日。日光のありがたさをつくづく感じる1日でした。
雑木林の中にはところどころ畑や耕作地があります。このごろは土地の持ち主が手入れをしたり春の準備をしたりしているところによく出会います。今日もひとりおじいさんが木を切っていました。何をするのか聞いてみると今のうちに木を刈り取っておくと春にはいい芽が出てまっすぐな木が取れるのだそうです。トマトやキュウリを這わせる支柱を作っているのでした。なるほど。
つるを採りに来たと言うと「そうかい、つる取ってるだか。そんなもん取ってもだれも文句言わね」だそうです。

暖かい午後だったのでヘルパーさんは母を外に連れ出してくれました。せっかくの日差しなのに母はほとんど目を閉じて反応してくれません。それでも何とかポーズを取ってもらって一枚パチリ。





  3月3日(金)
昨日治療した歯が痛み出して朝さっそく緊急の治療の予約をとりました。虫歯が深いのでひょっとしたらズキズキ痛んでくるかもしれない。そうなれば神経を抜くしかないね、と言われていたので結局その通りになったということか。歯だけは痛いのは我慢ならないのできちんと直しておかないといけません。
現在妻とともに松本共立病院の歯科センターに通って鋭意治療中です。歯科衛生士の方々が沢山いて医者と共同でテキパキと治療にあたってくれるのでなかなか気持ちのよいセンターです。

さて、昨日注文していたレーザープリンタが届きました。廉価版のA3モノクロレーザー、キャノンのLBP1420という機種です。さっそくセットして印刷してみましたがなかなかきれいです。
民主運動や文化運動の分野では書類やチラシの印刷がどうもイマイチでしたので、業をにやして自分で買ってしまったというのが実情。トナーも再生品を買えばそれほど高価ではないのでこれからは実費でどんどんきれいな印刷で運動を盛り上げていきましょう。
妻曰く「還暦祝いってことで・・・」。 へ??



話は変わってMac Miniのお話。iMac MacBookに続いてMac MiniにIntel Core Duoが搭載されて発売になりました。このCore DuoはMac Miniのような機種にこそふさわしい高機能・省電力CPUです。家の電力消費量が大変な状態(沢山使っているってこと)なので、コンピュータもこれからは絶対に省電力型にしないといけませんね。ですから、このMac Miniとても魅力的なんですけど、のりこさん。





  3月2日(木)
今日の朝刊各紙やTVニュースでひとしきり話題となったことに「高校生の意識調査」がありましたね。日米中韓の高校生の意識に際だった相違が見られたという報道が目を引きました。
新聞報道ではあまりくわしくは触れられていませんでしたが、この調査を行った財団法人「日本青少年研究所」のサイトでは詳しい調査結果とレジメが紹介されています。
次はそのレジメと単純集計。

              単純集計(PDF)         レジメ(PDF)

朝日新聞はこの調査結果について次のように書いています。

享楽的で、「人並み」意識が強く、意欲が少ない――。こんな日本の高校生像が、日本、米国、中国、韓国の4カ国の高校生の生活意識に関する調査結果から浮かび上がった。
調査を実施した財団法人「日本青少年研究所」などが1日、公表した。
「あれもこれもやりたい」と意欲的な他国に比べ、趣味や友人関係、学業など生活全般にわたって「希望」が少ないことが特徴だ。
調査は昨年10〜12月、各国で約1000〜3000人の高校生を抽出して実施。日本は全国の12都県で1342人に聞いた。調査内容は関心事や悩み事、満足感など多岐にわたる。
他の3カ国と、日本の高校生の回答が大きく違ったのは、「現在、一番大事にしていることは」という設問だった。3カ国が多くの「希望」に丸をつけたのに、日本の生徒の回答は圧倒的に「やりたいことがない」という結果になった。
この設問は、「遊んだり好きなことをしたりする」「希望の大学に入学すること」「何か特技をもつこと」「好きな異性と仲良くなること」など、自分の「希望」に関する16項目を挙げ、あてはまるものに丸をつけさせるもの。
例えば、他の3カ国とも7割以上の生徒が「成績がよくなること」を希望したのに、日本は33%。「友人関係がうまくいくこと」は日本の高校生も最も多く希望したが、40%どまりで、米国の67%、中国の53%、韓国の44%と、差がついた。


日米中は自分の成績ランクの評価と学習や成績への関心とは強い相関を持つのに対して韓国は成績とはあまり関係なく学習への関心は異常に高い。韓国の高校生はコンピュータやインターネットにも強い関心を示している。一方大衆文化(漫画、音楽など)や携帯電話については日本の高校生が異常に高い関心を示している。
とはいえ、質問は多岐にわたり、どの項目についても日本の高校生が他国と異なって際だって問題があったり、学習や生活に意欲を欠いていることが表れているわけではない。そんなに差異のみられない項目もたくさんあるのですから。
むしろこの調査についての一面的な見方が一人歩きする方が私は怖いような気がします。
調査結果を一つ一つみていくと「日本の親は子を褒めない」とか家族関係がどうも希薄になっているらしいとか、「日本人も中国人もお互いを心が広いとは思っていない」とか項目によってはおもしろい結果がいろいろと表れています。これで「日本の高校生は・・・」と決めつけたり嘆いたりするのではなく、むしろ自分自身を見つめる材料として高校生自身がよく話し合ってみるべきではないでしょうか。


  3月1日(水)
3日前からまた一つランプシェードを作っています。ところが今回はどうにもうまくいかない。手順は前とそれほど違っているわけではないのですが、材料が微妙に違うために少しずつ行程が異なってくるのでしょうか。
まずなかなか完全な球形に近づいてきてくれない。緑のつるで全体を覆うにつれて次第に目が細かくなり、かつ球形に近づいてくるはずなのにそれがなかなかうまくいかない。
つる細工の中で一番美しくまた「売れる」ものといえば何といってもこれでしょう。つるの採れるうちにできるだけ沢山つくっておきたいと思って心機一転またつくりはじめたのです。しかし労の多い割に実入りは少ない。販路を何とかして見つけることにしますか・・・。






"Diary" by Mr. Blue Piano Man


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