今日池田町では「バラの会」の剪定作業の日。みなさん、寒い中ですが、一年の最初の作業です。よろしくお願いいたします。
長野方面は晴れの予報なのでうまくいくのではないかと期待しています。
名護市羽地のこの部屋で、こうしてパソコンに向かっていると、一昨年暮れの「公民館使用許可取り消し問題」で池田町の仲間のみなさんとやり取りをしたことが昨日のように思い出されます。
あのときは11月〜12月で、月は違いましたが、日の取り方は今回とよく似ていました。今回は何事もなく無事沖縄滞在を終えられそうで何より。
帰ったら、またいろいろと仕事が待っていますので、出来ることなら帰りたくない!!とにかく暖かいのが一番。
さて、これから南部南城市に向かおうと最後の仕上げをしていたら、突然の大雨。寝具などを車に積むこともできず、しばらく様子見です。
「かたぶい」であってくれたらいいのですが、前線による本格的な雨ならちょっとやみそうにないかも。空をにらみながら、どうしようかと思案しているところです。
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雨が止みそうにないので、ほんのちょっと小降りになったのを見計らって布団など荷物をすべて積んで、とにかく出発。
猛烈な雨になったので、高速を使わず石川インターまで一般道を走りました。すれ違う車はすべてライトをつけてワイパーをフル往復。高速に入ってから、中城PAで昼を食べたりコーヒーを飲んだりして相当に時間をつぶし、南城市に着いたのは結局12時少し前でした。
母のいる施設についたときはすでに昼食中。昼食が終わって引き上げてきた母の顔は、風呂上がりもあってサッパリとして大変元気に見えました。
私の顔を見るといつも口癖のように言うのは「ちゃんとご飯食べてるの?」・・・母親だねえ。どこの親もいっしょか。
「帰ったらさみしくなるねえ」「またすぐに来ることができるから。今度はのりこと一緒にくるから」「そうだね」「長生きして、100才のお祝いをしましょう」「自分でいろんなことができるうちだね」「まだまだ自分でいろんなことやっているでしょ。しぶとく100まで生きるって言ってたから」・・・などという話をして、お別れをしてきました。
例によって、また2階の窓から私の姿が見えなくなるまで手を振ってくれました。
その後は部屋を借りたお礼に大家さんのお宅にお邪魔しました。ご夫婦とも多趣味の方で活動的なので、釣りの話をはじめ趣味の話などで盛り上がりました。
*****************************夕方まで少し時間があったのと、少し雨が弱くなったので、そのまま摩文仁の丘に向かいました。ここはいつ来ても身が引き締まります。とくに断崖絶壁の下に広がるリーフと砕ける潮を見ると、ここまで追い詰められ逃げ場を失った人たちの姿を少しでも想像してみなければという気持ちにさせられます。
平和祈念資料館の裏手に車をとめて、海に向かっていくと沖縄工業健児の塔が立っていました。普通こんな裏手には来ることはありませんから、私もここにこのような碑があるなんて知りませんでした。沖縄戦で亡くなったたくさんの生徒たちの名前が碑に刻まれていました。
海に沿って祈念館をまわると見慣れた広場に出ます。時間が遅いのと天候が悪いのとでほとんど人気なし。一回りして、車まで戻りました。
帰り道、ガンガラーの谷に寄ってコーヒーを飲んでいるうちに日差しが見えてきました。明日は天気も回復してくれるのでしょうか。
妻に電話で今日のバラ剪定作業の様子を聞いていたら、天気もよく15人ほど集まったということ。うまくいったようでした。
「代表が帰ってから仕事がないと困るから、剪定の木を残しておいた」と言う。誰の発案かだいたい想像できます。
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名護から南城市に向かう道すがら、キャンプシュワブの前を通りがかりました。今日は第1土曜日で、全県から辺野古基地前集会にみなさんが集まる日。ところがこの豪雨。さすがに朝10時前は60〜70人くらいだったようですが、昼の集会には250〜300人が集まったのだといいます。この雨の中、よく集まったものです。
何人かのブログによれば、沖縄各地だけではなく、全国各地から来た人もいて、報告あり替え歌ありで、大変楽しい集会だったといいます。富山の人もいて志賀原発敷地内の活断層の話もあったのだとか。
沖縄では今日は「グソー(あの世)の正月」で、そういえば昨年亡くなった義弟の家でも法要が営まれたと聞きました。各家庭で行事が組まれている人もいて、第1土曜日にしてはいつもより少なめということのようでしたが、これだけの人数が集まれば砕石の搬入はなし。そのためかゲート前には警備員の姿がほとんど見えませんでした。
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午後8時。すっかり暗くなった空には無数の星が。ど真ん中にオリオンが見えます。MNEMOさん見たいだろうなあ、こんな星空。
月の出るのが遅いので、まだ星がたくさん輝いています。雨で空気がきれいになったからでしょうか。
ただ、昔見た沖縄の空とは違います。星は見えるものの、あの降るような星ではありません。地球の大気全体が相当に汚れているからなのかもしれません。
もっとも老眼の進んだ目には、さすがにくっきりはっきりというわけにはいかないのが悲しい。
静かな闇を切り裂いて、ひっきりなしに航空機の音が聞こえます。この音はジェット旅客機。名護で聞くあの戦闘機の轟音とは全く違います。南城市の東側が那覇空港から飛び立った航空機の飛行経路になっているからなのでしょう。
明後日、私も南城市の上空を飛んで(?)中部国際空港に向かいます。