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11月27日(日) 晴れ       ワイン煮美味しかったよ               

小春日和で気持ちのいい朝ですが、つい寝坊してしまいます。この頃寒くなったので散歩もさぼってばかり。
夫は相変わらず早起きですので今日は朝ご飯を作ってくれました。テレビの3分クッキングでやっていたという料理の材料を昨日から用意してあったのでそれを作っていました。
いい臭いに誘われて台所にいくと「鶏肉のワイン煮?」・・・名前ははっきりわかりませんが野菜と鶏肉をワインとトマトピュレで煮たものでした。夫はお酒は全くダメなのですが、煮てしまうとアルコールは飛んでしまうから大丈夫ですね。鶏肉も柔らかくで美味しかった。ロシアのボルシチ風でした。
レシピが無いと料理は出来ないという人もいますが夫はレシピがあると余計ダメだそうです。ですからいつも目、口分量で作っています。きめきめよりもその方がおいしくなるかも知れませんね。

食事が済んだら夫はまたつる細工に熱中。いろんなものが沢山出来上がりました。集中しているので話しかけても返事が無い時もあります。そんな時はこちらも好きな事をします。
母は日曜日には午前中ずっと寝ているのでその間新聞のパズルを解いています。毎週日曜日にクイズが載るので解くのも楽しみの一つです。なかなか当たりませんが。
午後からつるが品切れしたようで二人で採取に行きました。日が落ちるのが早いので早めに行く事にしたのですが、まだ3時半だというのにお日様はもう山の向こうに隠れそうでした。
一時間ほど採ったのですが夫が要求するのとなかなか一致しないのであまり役に立ちません。実際に作っていれば分かるのでしょうが今度はよく観察することにします。採ってきてすぐ「料理」しないとつるが乾燥してしまうのだそうです。それで熱中することが分かりましたが、マネはできません。
たまには気分転換もしなさいと夜男子バレーのイタリア戦とそのあと映画鑑賞に付き合ってもらいました。当分は続きそうですが腱鞘炎にご注意ください。




11月26日(土) 晴れ      慣れると近くに感じます               

昨日から富山へ行ってきました。ほとんど毎週くらいに行っているので今回はどこにも寄らずに用事だけ済まして帰ってきました。
向こうは曇っていて時々雨でした。高速は通らずに国道をのんびりと行って来ました。白馬や小谷あたりの山々は紅葉から雪景色へ変身していて綺麗でした。日本の四季っていいですね。
富山では呉羽の家が幸いにそのままになっているのでそこで寝泊りをしています。今のところセカンドハウスのようなもので管理がてら行き来しているのですが、夜夫からショッキングな(?)情報が入りました。この呉羽の家が売れるかもしれないと言うのです。売ってほしいと不動産屋にお願いをしているので本当は喜ばなくてはいけないのですが、寂しく悲しくなってしまいました。
おセンチになっている場合ではないかも知れませんが手放すとなるとやっぱり寂しいものです。それと富山に来たら泊る所はなくなるのでそれも不安です。親戚、友人宅を渡り歩く事になりそうです。はっきり決まったら気持ちも切り替えなくてはいけませんがやっぱり富山は第二の故郷、行かないわけには行きません。娘もいる事だし。

帰りは久々に平湯から安房トンネルを通ってきました。冬に向けてトンネル工事が行われているので片側通行が多く時間がかかりましたが、山の道の方が落ち着きます。


神通峡から高山に向かう途中はまだ紅葉が綺麗でした。波田町に入ると今までとは違う気分になりました。何回か来ているのでもう着いたようなそんな気分。不思議なもので波田町から新村までの距離まで縮まった感じがしました。有明山を見るとホッとします。池田の人間になりつつあるのでしょうか。
良さの比較はできませんが、新鮮な魚はやっぱり富山に限ります。いつものようにお魚を買って帰り刺身にしました。タラも安かったのでこれはタラ汁にします。


11月24日(木)  晴れ      つる細工の季節になりました               

このところお天気続きです。朝は霜が降りて霧もかかって寒いですが日中は暖かく、母もヘルパーさんとお散歩です。
昨夜早めに休んだのでいつもより早目に目が覚めたのでヘルパーさんが来るまでには珍しく食事が済んでいました。
週2回来るヘルパーさんを見ていると悪いとは知りつつ比べたりしてしまいます。何人かで交代で来るのですが顔が違うように性格も違うので(私もそうですが)母もとまどうのではないかと思います。ヘルパーさんの方でも仕事とはいえまたいろんな人との接触で大変なのでしょうね。でも皆さん一生懸命やって下さるので有難いと思っています。

私は早速外出。夫はいよいよつる細工を始めたのでそれに熱中していました。昨日採ってきたつるを朝からつくろっていたので根気がいる仕事をよくやるわと感心してしまいました。
夕方には2回目の林檎ジャムつくりに挑戦してみました。林檎農家で傷物を戴いてきたので一昨日一回目を作ってみましたが難しいです。
前回の反省を踏まえて方法を変えてやってみました。一歩前進かなという感じです。何回かやっているうちに美味しいジャムが出来ることを期待しつつ作っています。
夫のつる細工は夜にはバレーボール大の球になっています。これを土台にして編んでいくそうですが結構時間が掛かりそうです。腰を痛めないか心配ですので無理をしないようにくれぐれもお願いしました。でも好きな事をしていると体の調子は良くなるので心配する事は無いかも知れませんね。




11月22日(火) 晴れ    クルミ割りに挑戦            

今日は洗濯日和です。昨夜夫が「明日は雪だって。出かける時は注意するように」というのでそんなに早くふもとに降るのかと驚きました。天気予報に裏切られて得したような気分です。
沢山の洗濯の他に久しぶりにズックの洗濯をしました。外の用水の水で洗っていたので、ふと横の方を見るとお隣の猫が気持ち良さそうに昼寝をしています。ぽかぽか陽気のせいですね。いつも餌をせびりに来る黒い猫がいるのですが、その他にあまり来た事がない三毛猫まで来たようでまるで猫の溜まり場です。
うちの猫は気がいいのか、弱いのか自分の餌を他の猫が食べているのを黙って見ているのです。おーいしっかりしろとハッパをかけていますが取られてばかりでダメですね。
天気がいいのに夫は何やらパソコンに熱中しています。昼からは大部前に拾ってきたクルミを割ってみました。クルミ割り器を買ってきて割ってみたのですがなかなか硬くて大変です。女の力では到底割れないので夫の力を借りて割りました。硬い場合は煎ってから割るといいと説明書に書いてあったのでその通りにしてみるとさっきよりは比較的楽に割れました。
鬼クルミと姫クルミの二種類あるので中身も違います。取り出すのにまた時間が掛かります。美味しいものを食べるには手間暇が掛かるものだとまたまた思い知らされました。まだまだ沢山あるのでお菓子を作るくらいまでの量を取り出すにはいつの事やら。でも頑張ります。


11月19日(土) 晴れ      Kさんお世話になります               

夫は今日から一泊の予定で富山行き。家の新築の事で相談をするため今月になってから2回目です。今迄あまり外出も出来なかったのでゆっくりしてくるように送り出しました。
こちらは天気がいいので午前中母が寝ている間にちょっと外出。新しく市になった隣町で農協祭があるので見に行きましたが、品数も少なくがっかりして帰ってきました。
この農協の直売所にはいつも新鮮な卵が安く売られているので時々買いに行くのです。普段の直売所の開設時間が夕方の2時間だけですのでこれでお客さんは満足なのか不思議でした。
いま盛んに各農協では農協祭が開かれ、とりたての野菜や果物を割安で販売しています。その際、お客様サービスとしてつきたての御餅や豚汁といったものを無料で振舞っています。ところがここはあまり積極的な地域ではなさそうです。意気込みがないとダメですね。新鮮な品物を出してくれる農家の方に失礼ですよね。

急いで帰り母を起こして着替え、食事です。「いま富山へお出かけですよ」と息子の事を話しても知らん顔、黙々と食べるだけです。あんなにしっかりしていた人がどうしてこうなるのか、好きでそうなるのではありませんが悲しいです。
昼からはヘルパーさんが来るのでお天気もいいしお散歩です。
その後富山に着いた夫から連絡がありました。夕方の用事までは妹の家にいて、今みんなで水餃子つくりをしているとのこと。皮もつくり本格的な手作りのようです。わー美味しそう、帰ったら教えてねと電話を切りました。電話から餃子の臭いが伝わってくるようでした。
家族みんなで料理つくりいいですね。昔は餃子やコロッケなど手つくりで作っていたのですが、水餃子はないですね。教えてもらって挑戦したいです。
夫がいないと食事も簡単になってしまいます。二人であり合わせのものを食べました。夜も心配ですので普段鍵を掛けないところもしっかり施錠しました。
夫の予定は二転三転して、予定がすべて終わったから急遽帰ることにしたと連絡があったかと思ったら、その直後「情報によると白馬あたりで道路の凍結がひどいからタイヤを換えて明日にする」という連絡。こちらとしても遅くなるよりもその方が安心ですのでゆっくりしてくるようにいいました。


11月17日(木) 晴れ      帰国した姪と久々の再会               

呉羽での朝です。天気がよくて気持ちがいい朝を迎えました。
庭には菊や山茶花やバラが主はいなくてもちゃんと咲いていました。見ているとなんだか悲しくなってしまいました。
お隣の方が「長野は寒いでしょう」と声をかけてくれたので、久しぶりに塀越しに話をしていました。何年か前に夫をなくし息子と二人で暮らしているので、引っ越す際に「また寂しくなるね」と涙していたのを思い出しました。嫁いだ娘さんは遠いのであまり来ないとのこと。早く息子さんにお嫁さんが来るといいですねと賑やかになる話をしていました。年をとるのも一つの寂しさですね。
黒い珍しい柿が手に入ったので娘の所へ土産にしました。前回は行くのが遅く孫の顔が見られなかったので今回は早めにいきました。
食事中で相変わらずお喋りをしながら食べていました。寒くなったので保育園に行くのもいつもぎりぎりだといっていました。
大ばあちゃんはお腹が都合悪くなり入院しているとの事で心配しましたが、なんとか手術はしなくて良かったそうです。次の予定が入っており見舞いに行けなくて申し訳なかったですが、早くお元気になることを祈っています。孫を保育園に送り出した後娘も出勤するので失礼して来ました。

大した土産もなかったのですが妹の家にも寄ってきました。娘の家からは意外と近く15分位で着いてしまいました。
姪はバヌアツから帰って忙しいのも一段落し、毎日ケーキを焼いたり料理に専念しているそうです。手作りの美味しいチーズケーキをご馳走してもらいました。私自身も今お菓子作りに挑戦しようと思っているところですがなかなか実行に移せずにいるのでコツなどを教えてもらいました。
バヌアツは今夏で学校も長い休みに入るので来週から2ヶ月間遊びに行くそうです。日本は寒いから避難するのだそうで羨ましい限りですね。
バヌアツでの楽しかった話などを沢山聞かせてもらいました。住めば都で現地の人と結婚している人もいるそうです。彼女には向こうで結婚したらと言いましたがどうもそれはなさそう・・・しかし、それ位思い出多い場所になったのですね。時々訪ねる場所の一つにすればいいですね。いい経験が出来て本当によかった。

帰りがけに魚などの買物をするためスーパーへ。夫から頼まれていたアオリイカやワタリガニは今が旬かな、沢山並んでいました。何よりも安いし、池田にはないので早速買って帰りました。今晩の献立はカニのお汁とイカの刺身です。


11月16日(水) 曇り       受診と例会が重なりました               

富山の病院での定期受診のため朝早くに池田を出発しました。白馬を越えた辺りから雨が降りだし、みぞれ交じりになっていたので雪になるのかと不安でした。雪を積んだ対向車に行き会ったのでまたまたびっくり。まだ冬用のタイヤに替えていないので心配でしたがなんとか雪も降らずに富山に到着出来てほっとしました。
富山は曇っていて時々雨が降っていましたが寒さはあまり感じません。池田の方がやっぱり寒いです。
予定時間よりも少々早く着いたので早く診察が終わるかと思いきや、なぜか超満員。今までにこんなに混んでいるのは見たことがありません。
いつもですと診察の前に検査をするのですが、30分経ってもその名前すら呼びません。混んでいるにしてもおかしいと聞いてみました。受付の人も不機嫌そうにしながらも調べてくれていつもと違うことがわかりました。
昼から演劇の例会があるので間に合うかと冷や冷や。予約制になってからはそんなに長く待った事はありませんが2時間余り待って5分位の診察で終わりました。
池田にも少し慣れて周りの状況もわかるようになったので近くの病院に紹介状を書いてもらう事にしました。今までいろんなことがありその度にお世話になった病院、長い間本当に有難うございました。
新しい土地の医療機関はどんなところか気になりますが慣れるしかありませんね。慢性の持病に一生付き合っていかねばなりません。
院外処方の薬は後回しにして会場に急いで何とか例会に間に合いました。

出し物は劇団文化座の「遠い花」。佐々木愛さん主演の作品でした。
あらすじ〜20世紀の幕開き、英国軍人と日本人女性の間に芽生えた愛。二人は所帯を持ったものの、大英帝国軍人の彼は第一次大戦の従軍を強いられ戦地へ旅立つ。引き離されたアーサーとまき、二人はその後会うこともなく手紙だけの交換で一生を終わる。切り離された時間と距離を埋めるように1千通にも及ぶ手紙が交わされた。この時代に外人と結婚する事の大変さ、混血という宿命を背負って生きる息子、時代に翻弄された人たちの物語である。

1962年にNHKが特別番組で「日本人になりたかった男」として放送され大きな反響を呼んだ実話です。
いつも昼例会は女性会員が多く満員ですが、運良くよい席で見ることができました。佐々木愛さんの声はよく徹るのですっきりと気持ちがよかった。
例会の後はいつもの飲み友達と感想を語りながらの懇親会。演劇の話や富山のこと、池田のことなど話はつきません。これも楽しみの一つです。


11月13日(日) 晴れ      ショックな出来事               

素晴らしい秋晴れでした。夫が急に富山に出かけたので母と二人。でも日曜日は母は寝る日ですので半日は寝ています。
久しぶりに車の掃除をしました。いつも気になりながら掃除もしないで乗っていたので今日は隅から隅までピカピカにしました。ワックスまで塗ってしまいました。綺麗になったら気持ちがいいですね。
それから母を起こし、食事をして二人でテレビをみてゆっくりしました。
その後大変ショックな出来事が起きました。外で仕事をするので夫からの連絡もあるだろうと電話をエプロンのポケットに入れていました。手を洗ってあと横にあったバケツの中に電話がポトン。
最近は滑り止めをつけているので電話を探すという手間も省けていたのですが、今日はポケットだし大丈夫だと思って止めていなかったのです。びっくりしてすぐ引き上げたのですがだんだんと消えていきました。
大至急携帯ショップに電話をかけて持って行きました。なんとか辛うじて電源だけは消えずにいたのですがエラーが出てきました。店の人がはずして拭いて暫くしてから新しい携帯にデータを写す作業をしたのですが反応ぜずダメでした。
運良くといいましょうかデータがまだ見られたので家に帰ってから手作業で移しました。とりあえず電話番号とメールアドレスだけは移せましたがその他のデータはパーになりました。ショックです。
面倒がりやだから何年も機種変更をしていなかったので、神様が機種を変えなさいというチャンスを与えてくれたのか(ちょっとオーバーでした)。
新しい機種にして家に帰ると機種も色も偶然夫のと同じでした。なんということだと大笑い。間違えて持っていかないようにストラップを余計につけたりして変化をつけました。充電をするにも操作の仕方を聞くにも便利です。つまつまと作業をしてなんとか登録を終わりましたが、まだ中身は空っぽの電話です。




11月12日(土) 晴れ       前進座観劇ツアー               

池田に来て待ちに待っていた東京行きの日です。目的は前進座のお芝居「五重の塔」の見学。
北アルプス市民劇場で毎年観劇ツアーを組んでいて、昨年は能登演劇堂に仲代達矢さんの芝居を見に行ったそうです。今年で5回目になります。
昨年以外は前進座のお芝居ですが会場は違っていたそうです。今年は吉祥寺の前進座の劇場です。2、3回来ているので懐かしいです。特に昨年の夏祭りに来たときには、運悪く台風になり傘を飛ばされそうになったことが思い出されました。
行く道中の車の中からふと見ると眼前に迫る大きな山。富士山でした。お天気がいいのでとっても綺麗。他の人は慣れているせいか、感動もしていなかったようですが私は初めてみる景色なので興奮しました。バスの中は賑やかでとても写真を写す雰囲気ではなく残念でした。
前進座というのは歌舞伎が本流ですのでどちらかというと男が主流のお芝居が多いのですが、夏祭りのメインは女性が主役のお芝居をし最近は歌舞伎以外の人情物や歴史物といったお芝居も多く取り上げられています。
今まで見たものには山本周五郎の作品が多かったのですが、今回の「五重の塔」の作者幸田露伴のものは初めて見ます。


藤川矢の輔さん演ずる「大工の棟梁、源太」〜力量があり弟子からの信頼も厚いので「五重の塔」の建設の仕事を任されている。嵐圭史さん演ずる「十兵衛」源太の弟子〜仕事はできるが世渡りが下手で「のっそり」とあだ名されている。
この十兵衛が五重の塔建設の仕事をぜひ自分に任せてほしいと申し出る。源太は自分を出し抜く仕業だと激怒するが、十兵衛の一徹さに負け考え悩んだ末仕事を譲る決心をする。

源太の気っぷの良さには惚れ惚れしました。全体を通して二人の友情と信頼を描いており、また「五重の塔」の施主である朗円上人というお坊さんとの係わりも重要な部分でした。人を信ずる事の素晴らしさを感じさせる作品でした。周りの男の人も涙をぬぐっていました。人情物には弱いのでやっぱり泣けました。
しかし一方で、大工という男世界の中では女は口出しするなと意見も言えず、ただ夫に仕え夫を立てるだけの妻たち。現在から見ればそうした妻のあり方は過去のもののようですが、しかしその底に流れる考え方などは現代にも引き継がれているのでしょうか。この部分だけは私にはまねができません。

会場は500人定員。初日の初回でしたが満員でした。劇場は商店街の中にあるので駐車場もなく手狭という感じでした。芝居を見るだけでしたので終わったらすぐ帰るという慌ただしさでしたが俳優さんと記念写真を撮ったり皆さん楽しそうでした。


11月11日(金) 曇りのち雨       お目当てのキノコがありました               

キノコもそろそろ終わりのようです。しかしまだあるという「紫シメジ」を採ってみたかったし、それとフラワー・アレンジに使う材料を採取することもあって、この前の山に二人で出かけました。これで最後でしょう。
午後から雨の予報でしたので急いで出かけましたが日中はなんとか持ってくれました。
キノコは素人には見分けがつかないので、折角採ってきてもどうする事もできません。でも助かりました。隣村にキノコ博士がいました。お父さんが専門家らしいのですがお留守のため息子さんが判定してくれました。
玄関に「キノコ相談員」という保健所からの委託状が掛かっていました。この辺の人はみなさん少しは判定ができるようですが、あまり自信がないようですので専門の方に判定してもらうのが一番だと思いました。
先日も判定してもらって美味しくいただきました(信じない訳ではありませんが、明日の朝お互いの顔を見るまでは心配でしたが)。そんな思いをしてまで食べたいのか不思議でしょうがやっぱりキノコの魅力ですね。
今日は二つの目的が達成されました。紫シメジがありました。少しだけですが夫が見つけました。私は前に見ていたのでこれは確信できました。他にもいろいろ採って鑑定の結果結局3種類だけが合格しました。
なめこみたいな小さいものが「クリタケ」というものでウドンの具にして食べました。しこしこ歯ごたえがありました。キノコは一歩間違えると死に至るという危険があり扱いが難しいのですが、少しずつ分かってくるともっと楽しみがあるのではないかと思いました。


キノコ博士の家は山のふもとにある蕎麦屋ですが屋敷が広いので鹿(エゾ鹿)や猿を飼っていました。話を聞くと後ろの山には猿が沢山いて農作物を集団で荒らすそうです。猿が100匹も群れを成してくることがあり、番犬(繋がれているので)まで食い殺してしまうそうです。そのために時々猿狩りをするそうで、そのとき小さかった猿だけ飼ったのだといいます。今は随分大きくなっていて、オリの中で2匹が仲良くノミ取りをしていました。
熊も来ることがあり、りんご農家の方はまるで餌を作っているようなものだと嘆いているそうです。その土地土地でいろんな悩みがありますね。そのお店ではついでにお蕎麦も食べて帰ってきました。
途中農協祭が行われている会場に立ち寄りました。農機具や除雪車を売る大規模なものでしたが、車の新車や中古車まで沢山並んでいたのでびっくり。私たちは予めチラシでチェックしたものを買いました。魚(特に鮭や秋刀魚)、砂糖、のり、調味料などが安かったのでちょっと買い溜めといったところです。見ると何でも欲しくなるので早々に引き上げてきました。


11月8日(火) 曇り時々小雨       沢山の柿を有難う               

朝からどんよりとした天気で降るのか晴れるのかわかりません。晴れたらキノコ取りの第二弾に行く計画でした。
母を送り出した後仕事をしながら様子を見ていましたら時々雨が降りダメだねと諦めました。ところが昼近くになって晴れてきたので雨具の用意をして出かけました。
今は紫シメジが取れるらしい。先日ウオーキングの際、紫シメジを取ってきた夫婦がいたので東山方面にしました。「田の入り」辺りを散策しましたが、この山は乾燥していてキノコらしいものがありません。あの夫婦はどの辺でとったのかわからなかったので諦めました。
この地区は入り口の方に「他の村へは通り抜けできません」と看板が上がっていたのですが道が奥へ奥へとまだ繋がっているのでどこまで行っているのか来たついでに見に行きました。
大分奥へ行ったところに家が2軒ありました。道の脇には道祖神が。年配の女の方がオートバイに乗ってまだ奥のほうから出てきたのでまだ家があるようでした。「この先は行き止まりですよ」と言われたので、そこで引き返しました。こんな奥のほうに住んでいる人はどのような生活をしているのだろうか、冬は大変だろうなと余計な事ですが気になりました。今日は収穫無しでがっかり。


帰りは温泉のあるところに立ち寄って湯につかり気分転換。帰宅後は二人でせっせと柿の皮むきをしました。朝、大家さんに干し柿用の渋柿をたくさん戴いたのです。
渋で手がベタベタになりますが出来上がった事を考えると苦になりません。大きい柿ですのでつるすのも大変です。
この頃は物干し竿がつるし柿に占領されて、洗濯物が小さくなっています。
前に作った干し柿はもう食べごろになっているのでちょっと味見、うん美味しい、美味しい。これがたまりません。
ところでついでに紹介しますと、物干しの下にはダンボールで作った猫の小屋があるのです。寒くなると猫もよく小屋に入っています。洗濯物を干したり柿をつるしたりと人が通る度に顔を出しては引っ込んで寝ています。

猫の独り言・・・お父さん(夫の事)が電気アンカを入れてくれたのでとても暖かいで〜す。


11月6日(日) 曇りのち雨        晩秋のウオーキングに参加               

池田町商工会が主催する「晩秋のウオーキング」第2日目です。
朝から曇って今にも降りだしそうな天気でしたが小雨決行ですので雨具の用意をして出かけました。(ちょっと自慢ですが弁当は夫が作ってくれました)
今日の参加者はガイドマスターを含めて約30名位でした。クラフトパークに集合して東山を登り約10キロを歩いて降りてくるというコースを歩くのです。
この「まま子落とし」という妙な名前は、周辺が断崖絶壁になっているところにある塔のような土柱につけられた名称です。その由来は、昔この辺りにお城があって城主の後妻が先妻の子「太郎丸」をこの崖から落としたという悲しい伝説から来たものだといいます。
遠くから見ると高台にポツンと建っているのかと思っていましたが近くにいくと周囲は目が回る程の断崖絶壁で人を寄せ付けません。悲しい伝説もなるほどとうなずけました。


この地から見る紅葉は今が見頃でとても綺麗でした。2〜300メートルくらい登った辺りからは比較的平坦な里道でした。途中塚の原古墳がありましたが整備されてなく目立ちませんでした。
ずーと下りて来た所にお鉢堀をしているところも見学させてもらいました。これは昔雨乞いの儀式に使われたという天然の滝つぼで20年ぶりに発掘しているそうです。まだ完成していなくて立ち入り禁止でしたが特別に見せてもらいました。今月の19,20日が見学会だそうです。
ほんの10km位のコースでしたが、お城があり井戸があり古墳がありと昔の人々の生活の一端をうかがうことができました。まま子落しの場所に行くまではちょっときつい上り坂でしたがその他は適度なハイキングコースでした。
秋は紅葉が綺麗だし春もいろんな花が咲いてとてもいいそうです。東山一帯はキノコの宝庫でもあるし、素敵な散歩コースが一杯の山だということがわかりました。
ガイドの中には山に詳しい方々がいていろんな植物の説明やキノコの手ほどきまでして下さいました。先頭を歩いていた人たちはキノコも取っていました。私は後ろの方を歩いていたのでしまったと思いましたがキノコの出る場所などがわかったので後日ゆっくり取りに行くことにしました。
一段と高い所から見たアルプスの山々、名前も少しは覚えました。
天気は最後の山を下りきった辺りからポツポツ降りだしましたが何とか最後まで持ってくれました。その後が凄い雨、まあ運が良かった方かな。夫の代わりに参加させてもらっていい一日でした。

このウォーキングの様子は「安曇野の四季」のコーナーにアップしました。


11月5日(土) 晴れ       晴れてよかった               

今日も気持ちの良い天気です。洗濯日和です。洗濯はたいてい2回します。母が起きる前に1回。次は母の分。毎日沢山あります。
母は昨日の疲れが取れないせいもあるのか、というよりもいつものことですが、宅老所に行かない日はいつまでも寝ています。
夫はガイドマスターの関係で「晩秋のウオーキング」に出かけてしまったので私ものんびりお菓子つくりなどをしていました。
ヘルパーさんが来る頃にやっと母を起こしました。機嫌はそんなに悪くもなさそうですが一言も言葉が出ません。まだ良く目覚めていなかったのかな。そんなときはいつも朝昼兼用の食事になります。お天気がいいので食後はお散歩に出かけることになっています。
私もちょっとお出かけ。大型スーパーでカードを作ると割り引きが効くと聞いたので早速カードを作ることにしました。介護用品はこの店の方が安いのでそれよりもまた値引きされるのはいいですね。
買物の後は図書館へ。先日の演劇鑑賞会の会議で記録が当たっていたのでのまとめをしながら清書をしました。小さい図書館ですが結構机が満員になります。学生さんの他に主婦も結構きていますね。みんな本を読んだり勉強をしたりしていてさすがに静か、声が聞こえません。みんな頑張っていることがよくわかります。短い時間ですがなんとなく落ち着く時間です。
ヘルパーさんの帰る時間に間に合わせて帰宅すると間もなく夫も帰ってきました。疲れたのでしょうか頭痛がすると言って横になっていました。偏頭痛は女に多い病気だと聞いていたので、夫に時々起きるにはびっくりしています。暫くすると良くなったので安心しました。
「晩秋ウオーキング」は広津という山の中。参加者はキノコ取りもして結構楽しんでいたようです。そのウオーキングが明日もあります。今日は「山里コース」でしたが、明日は「ままこ落としコース」となっています。前から一度は行きたかったコースですので夫の代わりに私が参加することになっています。登り坂があるので大丈夫かなと心配にはなりますが杖なども持って行ってきます。




11月4日(金) 晴れ        趣味を優先しています               

天気予報通り気持ちのいい天気になりました。母が2泊3日のショートで出かけているので洗濯物も少なく気が抜けています。夫は寂しそうでした。いよいよ今日は帰ってくるので賑やかになります。
早々に昼食を済ませナショナルのショールームに出かけました。家の工事予算がオーバーしたので見積もり変更のためです。最近は便利なものが一杯できており、上を見たらきりがありません。何かで切り詰めなくてはいけないので中間くらいのもので我慢しましよう。若い時と違い今頃になって家を建てるのは大変です。宝くじでも当たらないかしら。
母は外から帰ったら疲れるようですぐ寝てしまいました。暫く寝かせることにしてまた二人の食事になってしまいました。

夕方からは新しいクラブのボーリングの例会日です。早めに出かけるため母の夕食は夫にお願いしました。
今入っているクラブは大会出場専門、技術を優先させるクラブですので今度は楽しいクラブを紹介してくれました。みんなが和気あいあいと投げるのを目的にしているクラブですので忘年会や新年会もあるそうです。
初心者から年期の入った人までいろいろで賑やかでした。夫婦会員が多いです。夫婦で同じ趣味だと楽しいだろうな。緊張しないで気楽に投げられたのでやっぱり違うなと実感しました。
ボーリング場があるのは松本市ですので池田からは時間がかかります。いつも帰りが遅いので夫は「もう寝ているからね」と呆れていました。
今沖縄では基地移転問題で話題になっているのに少しは考えなさいと言われました。勿論故郷ですから気にはなりますよね。
内心では沖縄から基地がなくなる訳がない、どうしようもないと諦め半分ですが、沖縄のことに触れるのは辛すぎます。戦争で辛い思いをした人が何も語りたくないという気持ちがわかるような気がします。しかしそんなこと言ったら頑張っている人たちに申し訳ないので、今のところ現地で反対活動をしている友達にお応援のメッセージを送るしかできませんのでお手紙などを書いています。


11月1日(火) 晴れ         自然界って素晴らしい               

アルプスの山がはっきり見えて気持ちがいい朝でした。反対の東山の方は一面に霧が立ち込め真っ白でした。だんだん寒くなり今朝は初霜がおり車のガラスはパリパリに張っていました。寒暖の差が20度になることもあるそうです。引っ越してきて始めて迎える冬、話には聞いているけれど寒さが苦手な自分には心配です。

今日は天気がいいので夫の日記にも書いてありましたように紅葉狩りに出かけました。
昨年のちょうど今頃、今は故人となったお向かいの大久保さんと一緒に出かけたことを思い出しました。あの時は母も連れて4人でした。今回は母も宅老所だし今回は2人で行ってきました。
長野には鬼無里から戸隠を通って行きましたが、その途中にあった展望台から眺めた山々はとても美しく、その雄大さは何年か前に行った外国の景色を思い出させてくれました。日本にもこんな美しいところがあったのかと感動しました。鬼無里をすぎたあたりは紅葉にはまだ少し早い感じもありましたが、それにも勝る自然の素晴らしさを実感してくることができました。



確かこの逆のコースは二十数年前に通った所でしたが気が付かずにいました。りんご狩りと戸隠そばの味だけは覚えているのですが、素晴らしい景色を見落としていたなんて。
長野は行けども行けども山ばかり。あちらこちらで高原野菜やら取りたての野菜・果物が売られていました。安いので衝動買いしたものもあります。思いがけず予定より違ったコースになりましたが楽しい一日でした。



夜は演劇鑑賞会の会合でした。先月行われた県の総会を終えての感想を一人ひとり話し合う事が出来ました。そしてこれを受けて今後どうするかまで話が発展しました。
記録が当たっていましたが、言いたいことも言えたしいつになく有意義な会合になりました。長年幹事をしていてもブロックの会合に参加したことがない人もあってびっくりしましたが、やっぱり百聞は一見にしかずですね。
「各団体の様子がよくわかったので良かった」という感想がありました。今後ささいな事でも問題提起をして全体の共通理解のもと進めていこうということを確認して閉会しました。
一歩前進はいいとして、あまりにも討議事項がありすぎて会議の時間を守ることは出来そうにありません。みんなは遅くなってもあまり気にしていないのでますます時間がかかりそうです。







"Flowers" by Blue Pino Man

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