当初は生坂村経由のつもりでしたが、積雪を考えて大町経由に変更しました。しかし、長野に向かう途中から雪は降っていません。雨が降っていました。
今日の用件は、信濃毎日新聞2月に「故郷沖縄のために働くため、沖縄に移住する長野の野池さん」ととして取り上げられたご本人に会いに行くことでした。
この記事には大きな反響があったそうです。沖縄移住を決意したきっかけは、彼女が実行委員の一員になり11日に上映会を行った「標的の村」だったそうです。
ドキュメンタリー映画「標的の村」は(琉球朝日放送制作)で沖縄の東村のヘリパット建設に反対する住民たちの運動の記録です。この映画のあることは以前から知っていたので大北でも上映会が実現すればいいなと思っていたのです。
というわけで、彼女の考えや体験など詳しい話を聞かせてもらうために野池さんのお宅にお邪魔したのです。白壁の門構えの家で歴史(100年経つのだとか)を感じさせられるようなお宅でした。
お話をお聞きすると家族は残して一人で故郷へ帰るそうです。完全な移住ではなく時々は帰って来る方法を取りながら活動をするとのことでした。彼女自身も市民運動をの中心になって活動をしている方でいなくなると困るという部分もありますが皆さんがカバーしてくれるとのことで決心をしたそうです。
私たちも沖縄移住の件については前から考えていることでしたので、興味があって出かけたのですが、条件が全く違っていました。しかし長野県の方が沖縄で、しかも故郷の南城市百名(実家の近く)に「志縁の苑」という家をカンパで建てた家があることを知ってびっくり。そこには佐久市に住む女性運動家のもろさわさんという方が冬の間滞在していることもわかりました。知り合いの輪が少しは広がったように感じました。
野池さんのように「思い立ったが吉日」という決心の仕方は今は出来ません。残り少ない人生を池田で生きるか、それとも故郷に帰り沖縄のために生きるか迷っています。いろんな繋がりの中で決断するときが来るかも知れない。今年一年真剣に考えて見たいと思っています。